雑誌『+DESIGNING』、雑誌『Web Designing』、『マイコミジャーナル』の3媒体が、様々なジャンルのクリエイターたちを100人連続で紹介していく新企画。第42回は、アーティスト paris matchの杉山洋介が登場。

杉山洋介プロフィール

高校時代に結成したバンドで19歳の時にプロデビュー。解散後、ロンドンで1年間の音楽修行。他アーティストへの楽曲提供(約50曲)、編曲、プロデュースを手掛ける。 "systeme-d"、"seven steps to heaven"での活動後、paris matchを結成。2000年にビクターレコードよりデビュー。現在までに9枚のオリジナルアルバムを発表。またjazoulster名義でのソロアルバムも発表、 INCOGNITEのリードヴォーカリストMAYSA LEAKをフューチャーした「FAMILY AFFAIR」が海外でも大きな話題になり、ロンドンのJAZZ-FMなどのコンピCDにも収録される。自ら設立したcoolism recordsより新しい才能を世に広げるべく、レーベルプロデューサーとしても活動中。プライベートスタジオが2006年に日本プロ音楽録音賞最優秀賞を受賞。

Q&A

――この仕事に就こうと思った年齢ときっかけは?

杉山洋介(以下、杉山)「中学生の頃にビートルズに憧れ作曲を始めたのがきっかけです。中学時代の作文"将来の夢"で作曲家と書いています」

――これまでで一番思い入れのある仕事は? その理由や思い出を教えてください。

杉山「一番の思い出は、paris matchの作品を筒美京平先生に気に入っていただき、食事にお誘いいただいたこと」

paris match『passion8』(2009年6月24日リリース)
作曲、編曲、プロデュース:杉山洋介

――この仕事を辞めようと思ったことはありますか?また、そのきっかけは何ですか?

杉山「無いです。今のところ」

――これから取り組んでみたいこと、関わってみたい仕事は何ですか?

杉山「最近立ち上げた自社レーベルで多くの若いアーティストを育てたいです」

――愛用している、思い入れのある道具や本、ものを教えてください。

杉山「古いエレピの『Wurlitzer 200A』。やわらかい音色に癒されます」

――尊敬している人を教えてください。

杉山「ポール・マッカートニー、スティーヴィー・ワンダー」

――アイデアを練る場所、時間などを教えてください。

杉山「メロディが浮かぶのは、散歩中や入浴中が多いです。主に深夜から明け方にかけて作業しています」

杉山氏愛用のエレピ『Wurlitzer 200A』

――1カ月で仕事をしない日は何日ありますか?

杉山「煮詰まったら休むようにしているので不定期です」

――理想的なオフの過ごし方は?

杉山「ふたりの息子とキャッチボールしたり、家族とドライブしたり」

――趣味やコレクションなど、いま、個人的にハマっていることを教えてください。

杉山「熱帯魚マニアです。自宅に水槽部屋があり2m40cm×1m20cmの水槽があります。水槽の前にいると時間を忘れます」

――お酒を飲みますか? 週何日、どのくらいの量を飲みますか?

杉山「毎日飲みます。夕飯にビール1缶、寝る前にビール1缶+ワイン数杯くらい」

――同業でよく飲みにいく、食事をする人は誰ですか?

杉山「paris matchのメンバーやスタッフが多いです」

作品紹介

左:DEEN『LOVERS CONCERTO(harukaze)』(2009年12月2日リリース)
編曲、サウンドプロデュース:杉山洋介
右:dorlis『swingin' street 4(恋するパレット)』(2010年1月27日リリース)
編曲、サウンドプロデュース:杉山洋介