Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed.

Chrome 6開発版にWeb Timingの実装が追加された。開発者はwindow.webkitPerformanceのもとでこの新しいAPIにアクセスできる。Web Timing APIはページ読み込み時に発生する各種イベントを通知するための機能を提供する。この機能を利用することでページの読み込みがどういったタイミングで実施されているかをより正確に計測することが可能になる。

これまでページの読み込み時にどのタイミングが何が読み込まれているのかを把握するための共通の方法が存在しなかった。そのため、本来その目的で提供されていない機能を応用したトリッキーな実装を使って計測を実施していた。Webページ読み込みの高速化を実現するには、まず正確に現状を把握する必要があるため、こうしたトリッキーな実装では不十分になりつつある。

Web Timingはこうした目的で策定が進められているAPI。主要ブラウザの中ではIE9開発版がすでにWeb Timing APIを実装している。IE9 PP3に続く形で、Chrome 6開発版もWeb Timingを実装した。今後ほかのブラウザもこの流れに続くことになるとみられる。