米YouTubeは7月29日(現地時間)、一般ユーザーの動画アップロードに設けていた動画再生時間の制限を従来の10分から15分に拡大した。
"10分制限"は著作権を侵害する動画のアップロードを削減する目的で2006年3月に導入された。その後オリジナルコンテンツの増加に伴い、ディレクターアカウントを取得することで10分を超える動画のアップロードを認めたが、一般ユーザーのアップロードは最長10分が維持されていた。
今回、制限拡大にふみ切った理由について、製品マネージャーのJoshua Siegel氏は「Content IDシステムおよび著作権保有向けの数多くのパワフルなツールの構築と改善にわれわれは多大なリソースを投入してきた。その結果、米国の全てのメジャースタジオと音楽レーベル、1,000を超えるグローバルパートナーがコンテンツ管理にContent IDを採用している」と著作権保護対策の進捗を挙げた。
制限拡大に伴いYouTubeは、アンディ・ウォーホールの「15 minutes of fame (誰でも15分間は有名になれる)」という言葉をテーマにした動画の募集を開始した。参加するには15分間の動画に「yt15minutes」とタグ付けしてアップロードする。投稿期限は8月4日まで。YouTubeは"15 minutes of fame"を実現しそうな作品を選んで、YouTubeのホームページで紹介する。