NECは7月29日、フォールトトレラント・サーバ(無停止型サーバ)「Express5800/ftサーバ」シリーズにおいて、ヴイエムウェアの仮想化基盤「VMware vSphere 4」に対応した製品の販売を開始した。

販売が開始されたのは、エントリモデル「Express5800/R320a-E4」とミッドレンジモデル「Express5800/R320a-M4」。CPUはR320a-E4がXeon プロセッサー X5570、R320a-E4がXeon プロセッサー E5504と、いずれもインテル Xeon プロセッサー 5500番台を搭載することで従来比約2倍の処理性能が実現されている。

また、同社製クラスタ・ソフトウェア「CLUSTERPRO X」との組み合わせが追加されている。これにより、両製品上で動作する2つのゲストOSをクラスタ化して、一方のOSに障害が発生した際に自動的に正常なOSに業務を引継ぐことができる。加えて、従来から対応していたハードウェア障害に加え、ソフトウェア障害によるサーバダウンのリスクも低減できるため、システム全体の可用性が向上される。

価格はR320a-E4が178万円、R320a-M4が256万円となっている(いずれも税抜)。

「Express5800/R320a-M4」