フォクすけの壁紙を作るサービス登場

Mozilla Japanは28日(米国時間)、フォクすけの壁紙を制作するツール「フォクすけの壁紙メーカー」を公開した。SVGおよびJavaScriptを使って開発されたWebアプリケーションで、Flashなどのプラグインをインストールすることなくシームレスにフォクすけの壁紙を制作することができる。壁紙のサイズやフォクすけのキャラクタ、背景画像、カレンダー、Firefoxロゴなどの配置変更、透過変更、スタイル変更、サイズ変更などが可能。作成した壁紙はそのまま背景画像にできるほか、画像どしてダウンロードすることもできる。

Mozilla JapanはフォクすけのFirefox情報局を通じて毎月フォクすけの壁紙を提供している。フォクすけの壁紙メーカーに用意されているフォクすけはこれまでの壁紙に登場したフォクすけそのものだ。フォクすけはFirefoxマスコットのひとつ。Firefoxの公式ロゴがクールなデザインになっているのと比べて、Mozilla Japan主導でプロモーション用に導入されたフォクすけはかわいいところがポイント。Firefox正式ロゴを冷たすぎるとして嫌う向きもあり、日本に限らずフォクすけはそうした層に人気がある。

対応ブラウザはFirefox 3.6+、Opera 10.53、Safari 4、Safari 5、Chrome 5など。IE9 PP3では動作しなかった。Mozilla Japanは毎月フォクすけ壁紙を提供しているものの、ディスプレイサイズの違いやデザインへの要望が多く、こうした要望に答える目的で自由にカスタマイズできるフォクすけの壁紙メーカーが開発されたということだ。Firefoxのプロモーションになるとともに、標準規約の実装が優れていることを示す狙いもあるとみられる。

フォクすけの壁紙メーカーはSVGを使ってどういったWebアプリケーションが開発できるのかを示すサンプルとして興味深い。動きはシームレスであり、こうした実用的な用途に活用できることを示す例として優れている。フォクすけの壁紙メーカーのソースコードは近いうちに公開するという説明もある。