レッドハットは7月28日、仮想化基盤ソフトウェアの新版「Red Hat Enterprise Virtualization 2.2」の提供を開始すると発表した。

Red Hat Enterprise Virtualization(以下、RHEV)は、米Red Hatが買収した米Qumranetの技術などを活用して開発された仮想化基盤群。サーバ仮想化製品「RHEV for Servers」と、オプション提供されているデスクトップ仮想化製品「RHEV for Desktops」から成る。さらにRHEV for Serversは、管理ソフトウェア製品「RHEV Manager for Servers」とスタンドアロンで動作するハイパーバイザ製品「RHEV Hypervisor」によって構成される。

RHEV Manager for Servers

新版では、VMwareの仮想マシンやRed Hat Enterprise Linuxに内蔵されたXenの仮想マシンを変換しRHEV for Serversに取り込めるようになったほか、OVF(Open Virtualization Format)フォーマットによるインポート/エクスポートにも対応。また、ホストや仮想マシン、ストレージなどの管理情報分析に役立つレポーティングエンジンを搭載し、さらにRHEV Manager for ServersをWindows 2008 R2に対応させている。

RHEVはサブスクリプション形態での提供となる。価格は、以下のとおり。

ソフトウェア名 種別 価格(1ソケットあたりの年額費用)
RHEV for Servers スタンダード(月~金の午前9時~午後5時で電話/Web問い合わせ可能) 6万8000円
プレミアム(週7日24時間、電話/Web問い合わせ可能) 9万8000円
RHEV for Desktops スタンダード 4万9000円
プレミアム 7万4000円