LiMo FoundationとGNOME Foundationは7月26日(オランダ時間)、オープンソースのモバイルプラットフォーム開発で密に協業することを発表した。GNOMEのモバイルでの取り組みを、LiMoのプラットフォームに組み込んでいく。

LiMoはLinuxベースのオープンソースのモバイルプラットフォームを策定する非営利団体。2007年1月、英Vodafone、NTTドコモ、NEC、パナソニックらが共同で設立した。GNOMEはデスクトップ向けのオープンソースプロジェクト。モバイル/組込みでは「GNOME Mobile」プロジェクトを持つ。

LiMoはすでに、「LiMo Platform R2」「LiMo Platform R3」で、Glib、GTK+、D-Bus、GStreamer、BlueZなどのGNOME Mobileのコンポーネントを採用しており、提携により、さらに密に協業していく。モバイルがタブレットやネットブックなどの分野に拡大しつつあり、それをにらんだ動きといえそうだ。

提携の下、LiMoはGNOME Advisory Boardに参加し、GNOMEはLiMoのLiMo Industry Liaison Partnerとなる。