雑誌『+DESIGNING』、雑誌『Web Designing』、『マイコミジャーナル』の3媒体が、様々なジャンルのクリエイターたちを100人連続で紹介していく新企画。第40回は、さまざまなWebプロモーションを手がけるアートディレクター、小山田幸子が登場。
小山田幸子プロフィール
アマナインタラクティブ プランニングディレクター/アートディレクター。東京生まれ。外資系広告代理店ビーコンコミュニケーションズのデジタル部を経て、2006年アマナ入社(現:アマナインタラクティブ)。広告を中心としたWebプロモーションの企画立案・アートディレクションを行う。CANNES、OneShow、WebbyAward、Asia Interactive Awardsなど国内外の受賞多数。
Q&A
――この仕事に就こうと思った年齢ときっかけは?
小山田幸子(以下、小山田)「17歳のとき、デザインが仕事になるということを知ってわくわくしました。当時インターネットが普及し始めたばかりで、インターネットで何かすごいことができそうだと思ったのと、そこで何か作りたいと思ったことがきっかけです」
――これまでで一番思い入れのある仕事は?その理由や思い出を教えてください。
小山田「弊社コーポレートサイトのamana.jpです。以前のものは中村勇吾さん率いるthaが作成したものだったので、社内で作ることとなったときに、リニューアルしないほうがよかったとか言われたらどうしようとか、さまざまな面で不安でたまりませんでした。でも、不安をバネにがんばって、結果的に憧れだったOneShowやカンヌ国際広告祭に入賞でき、本当にうれしかったです。それだけではなく、本気でがんばれば結果となることと、本気で気持ちを伝えれば仲間がしっかり支えてくれることを知りました。支えてくれたungraffiの池田さん、弊社のテクニカルディレクターの生駒さん、undefinedのむらけんさんのおかげです」
amana.jp |
――この仕事を辞めようと思ったことはありますか?また、そのきっかけは何ですか?
小山田「ありません。でも、出産と子育てをしたいので、35歳くらいに引退予定です。あくまで予定ですが……(笑)」
――これから取り組んでみたいこと、関わってみたい仕事は何ですか?
小山田「会社の中でCMも作れる環境になったので、CM映像からWebまでのクリエイティブディレクションをしたいです」
――愛用している、思い入れのある道具や本、ものを教えてください。
小山田「A4のコピー用紙とシャープペン、消しゴム。アイデア出しから企画書まで、手書きで書いています」
――尊敬している人を教えてください。
小山田「たくさんいますが、仕事面でずっと憧れていて目標としているのがGT INC.の内山光司さん。そして前の上司だった小澤ひそかさん。それと広告代理店にいた頃に知り合った方々は、今の自分の骨となる部分での影響力が強く、とても尊敬しています。先輩達の背中を見て勉強させていただいています」
――アイデアを練る場所、時間などを教えてください。
小山田「いつでもどこでも」
――1カ月で仕事をしない日は何日ありますか?
小山田「仕事の波があるのでまちまちですが、普通は6日くらいでしょうか。忙しい時は全然休めないので、忙しくないときはまったりしています」
――理想的なオフの過ごし方は?
小山田「まったり、ぐうたらすること。仕事以外のことで楽しく笑うこと。海を見たり星空を眺めて『地球と宇宙ってすごい! 』と考える時間が好きです」
――趣味やコレクションなど、いま、個人的にハマっていることを教えてください。
小山田「高校時代に作ったソックモンキーのくまちゃんというぬいぐるみを、世界各地の名所と一緒に撮影してblogにアップしています。家族と親戚で遊んでいるだけなのですが、楽しいです」
――お酒を飲みますか?週何日、どのくらいの量を飲みますか?
小山田「隔週くらいで週末は飲んでると思います。お酒の場でみんなが話すのが楽しくて好きで、気付いたら朝まで飲んでしまいます」
――同業でよく飲みにいく、食事をする人は誰ですか?
小山田「音楽制作SOSA co. ltdの下村篤志さんですね。すごい楽しいです。あとは、White Screenの斉藤あきこちゃんとも仲良くて、彼女の友人たちとはよく飲み会があるので楽しく参加しています。おかげで、たくさん友人ができました」
作品紹介
左:ソフトバンクグループ通信3社2011年採用サイト |