伊藤忠商事は7月22日、ノルウェーの電気自動車専業メーカー THINK Holdings AS(以下、THINK)と資本・業務提携を行うと発表。コレに伴い同社の電気自動車やドライブシステムについて、日本国内における独占販売権を獲得した。
THINKは1991年から電気自動車の開発・製造を行っており、2009年に電気自動車メーカーとしては初となる欧州の型式認定を受けている。
同社はすでに9000台以上の電気自動車の生産・販売実績を持つとされており、2012年には全世界で2万2000台の販売が計画されている。さらに同社はドライブシステム(電気自動車の駆動に必要な基幹部品「モーター」「バッテリーマネジメントユニット」「インバーター」の総称)を外部にも供給している。
同社が生産する電気自動車には、米EnerDel社のリチウムイオン電池が採用されており、伊藤忠商事はEnerDel社の親会社 Ener1社に出資を行っている。
伊藤忠商事は今回の資本・業務提携に伴い、THINKの電気自動車とドライブシステムについて、日本市場における独占販売権とアジア市場での優先販売権を獲得した。