米IBMは7月19日(現地時間)、2010年度第2四半期の連結決算を発表した。これによると、同期の売上高は前年同期比2%増の237億ドルで、純利益は前年同期の31億ドルから9%増の34億ドルとなった。
事業部別では、グローバル・サービス事業全体の収益は2%増で、このうちグローバル・テクノロジー・サービス部門の収益は1%増の92億ドル、グローバル・ビジネス・サービス部門の収益は3%増の45億ドルとなった。
ソフトウェア部門の収益は53億ドルで前年同期比2%増となったが、第1四半期に行ったPLM事業の売却による影響を除外すると前年同期比6%増となる。WebSphere、インフォメーション・マネジメント、Tivoli、Lotus、Rationalの各製品を含む主要なミドルウェア製品全体の収益は33億ドルで、前年同期から9%増となった。
ミドルウェアのうち、WebSphereソフトウェア製品群は収益が前年同期比17%増、Tivoliは収益が前年同期比18%増と好調だった。
サーバとストレージを含むシステムズ・アンド・テクノロジー部門の収益は総額で40億ドル、前年同期比3%増だった。システム製品の収益は1%増で、このうち、System xの収益は30%増、Power Systemsの収益は10%減、System zメインフレーム・サーバの収益は前年同期比24%減だった。
地域別では、南北アメリカ地域の当第2四半期の収益は102億ドルで前年同期比3%増、欧州/中東/アフリカ地域の収益は74億ドルで前年同期比6%減、アジア太平洋地域の収益は前年同期比9%増の54億ドルとなった。