フィンランドのNokia Siemens Networksが米Motorolaの無線ネットワークインフラストラクチャ資産の大部分を12億USドルで買収する。7月19日に両社が合意を発表した。規制当局の承認などを経て、2010年末にはクロージングが完了する見通しだ。
Motorolaのネットワークインフラストラクチャ事業は、GSM、CDMA、WCDMA、WiMAX、LTE向けの無線ネットワーク製品およびサービスを提供している。WiMAXソリューションは21カ国で41契約を獲得し、またCDMA製品/サービスの採用は22カ国の30アクティブネットワークに広がる。買収を通じてNokia Siemensは、これまで大きなシェアを取れていなかった米国、日本を中心にグローバル展開の強化を図る。米国では3位の無線インフラストラクチャベンダーに食い込み、日本では国外ベンダーのトップに立つ。
なおMotorolaは、iDEN事業および無線ネットワークインフラストラクチャ事業に関する特許の大部分を保有するという。