大日本印刷は、2010年の国民読書年に向けた文化活動の一環として、著名人によるさまざまな分野の専門家が選んだ本を陳列した本棚の展示や、本棚をテーマにした新しい読書体験を生活者に提供するプロジェクト「本棚と私たち」をスタートする。
同プロジェクトは、2008年6月の国会決議により定められた2010年「国民読書年」への同社による文化活動の一環として行われるもので、生活者が本に親しむきっかけを提供するというコンセプト。
プロジェクトは、3331 Arts Chiyoda内に「読書コミュニティスペース」をオープンし、佐野元春氏、日比野克彦氏、武田双雲氏らの著名人によるさまざまな分野の専門家が選んだ本を陳列した本棚「私がみたいあの人の本棚」、「アーツ千代田3331で見る現代アート・写真・デザイン・webを知る200冊」等を企画する。また、「親がつくるこどものための本棚」といった家族向けの展示も行う。
また、Webサイト上では松岡正剛氏が所長を務める編集工学研究所と連携し、本棚をテーマとしたコミュニティ作りの場「本棚と私たち」を提供。ユーザーがWebサイト上で好きな本を選んでオリジナルのバーチャル本棚を作り公開することができる。
今後は著名人によるトークイベントのほか、Webサイトで作られたバーチャル本棚を実際の本棚にして紹介することも予定しているとのこと。