NECは7月14日、HDDを搭載しないブレードサーバ製品「Express5800/B120b-h」を同社の「SIGMABLADE」製品ラインナップに追加したことを発表。同日より発売を開始した。

同製品は高速ストレージとの組み合わせによってシステムを構成することが前提とされているもので、サーバブレードにHDDを搭載しないことにより、OSやアプリケーションの起動を高速化できるほか、CPUやメモリの性能を最大限に発揮させることが可能。そのため、大規模かつ信頼性が要求される仮想化システムの構築に適しているとされる。

「Express5800/B120b-h」に搭載されるCPUは、インテル Xeonプロセッサー 5600番台(最大で2個搭載可能)で、標準で10GbE対応のLANポートを2つ備える。

同社は、同時に小中規模システム向けブレード収納ユニット(シャーシ)「SIGMABLADE-M」に対応する高効率電源ユニットを製品化。同電源ユニットはAC/DC変換効率92%以上を実現するとされ、省電力運用とCO2排出量削減が図れる。

「Express5800/B120b-h」の価格は44万8000円~で、出荷開始時期は7月30日。高効率電源(80 PLUS Gold電源)の価格は8万8000円(200V)、6万円(100V)で、こちらの出荷開始は8月31日からとなる(価格はいずれも税別)。

ハイスペックHDDレスブレード「Express5800/B120b-h」

小型ブレード収納ユニット「SIGMABLADE-M」