BCNは7月7日、PCやデジタル家電の実売動向を集計する「BCNランキング」に基づき、2010年上半期(1月-6月)において部門別に最も販売数量が多かった「上半期No.1メーカー」を発表した。
BCNランキングは全国主要家電量販店やPC販売店などのPOSデータを集めるデータベースサービスで、23社2369店舗(6月現在)の実売データを毎日集計している。
2009年の年間No.1と比較して、トップが入れ替わった部門はハードウェアで11部門、ソフトウェアで3部門だったという。ハードウェア部門で最も大きな変動があったのは「SSD部門」で、インテルが49.8%までシェアを伸ばして、昨年のNo.1であるバッファローを大きく引き離す結果となった。
「液晶ディスプレイ部門」では、三菱電機が20.1%のシェアで昨年のトップである日本エイサーを抜いたほか、デジタル一眼カメラが含まれる「デジタルカメラ(レンズ交換型)部門」ではニコンが、「DVDプレーヤー部門」では東芝がトップに立った。
上半期No.1メーカー(一部抜粋)
部門名 | ベンダー名 | 数量シェア(%) |
---|---|---|
デスクトップPC部門 | 日本電気/NECパーソナルプロダクツ | 22.2 |
ノートPC部門 | 東芝 | 20.8 |
ネットブック部門 | アスース・ジャパン | 20.0 |
液晶ディスプレイ部門 | 三菱電機 | 20.1 |
インクジェットプリンタ部門 | キヤノン/キヤノンマーケティングジャパン | 43.3 |
ページプリンタ部門 | ブラザー工業/ブラザー販売 | 36.8 |
複合プリンタ部門 | キヤノン/キヤノンマーケティングジャパン | 41.9 |
外付けHDD部門 | バッファロー | 51.7 |
内蔵HDD部門 | バッファロー | 69.4 |
SSD部門 | インテル | 49.8 |
ICレコーダ部門 | オリンパスイメージング | 39.3 |
デジタルカメラ(レンズ一体型)部門 | キヤノン/キヤノンマーケティングジャパン | 19.7 |
デジタルカメラ(レンズ交換型)部門 | ニコン | 34.0 |
DVDプレーヤー部門 | 東芝 | 20.1 |