NECは7月7日、アジア各地域を結ぶ大規模光海底ケーブルシステム「Asia Pacific Cable Network 2」(以下、APCN2)の増設プロジェクトを受注したと発表した。同プロジェクトにおいて、同社は毎秒40ギガビットの光波長多重方式に対応した光海底ケーブル用端局装置を納入する。
APCN2は、同社が2001年に納入した毎秒10ギガビットの光波長多重方式に対応した光海底ケーブルシステムで、日本のほか、中国・韓国・台湾・マレーシア・シンガポール・フィリピンを結び、全長約1万9,000kmに及ぶ。
今回の増設は、データや動画など急増する通信トラフィックに対応するもので、完成は2011年2Q(4月-6月)の予定。
今回の増設プロジェクトで、同社は毎秒40ギガビットの光波長多重方式に対応した光海底ケーブル用端局装置「NS Series T640SW Line Terminal Equipment」を納入する。これにより、既存の伝送容量を最大4倍増大させることが可能になる。