Cognexは、500万画素CCDを搭載した汎用画像処理システム「In-Sight 5605」を発表した。
同製品は、In-Sightシリーズ最速の処理速度となる毎秒16回の画像取り込みを実現しているほか、レンズ歪や角度付きカメラ設置に対応する、高精度非線形キャリブレーションを搭載している。このため、従来と同じ分解能ならより広範囲な視野を確保し、同じ視野ならより高精細で高精度な検査が可能で、広視野での微小欠陥検出や高精度なアライメントにも対応するほか、パレット内に複数個配置された製品のバーコードを広視野で一度に読み取ることも可能だ。
また、ギガビット・イーサネット(GbE)通信機能を搭載しており、検査の結果データや画像を高速に出力することができるほか、IP67準拠の防塵・防水性を備えた筺体、開発環境「EasyBuilder」、ビジョンツールライブラリなど、従来からの機能をすべて搭載している。
加えて同時に提供が開始される、In-Sightソフトウェアの新バージョン「In-Sight Explorer 4.4.1」では、損傷、ぼやけ、反射および低コントラストなどにより、読み取りが困難なコードにおいても、クラス最高クラスの高速、高精度の読み取り能力を発揮する「1DMax」ツールを搭載している。また、In-Sight Modbus TCPサーバ機能による、外部機器との複数同時接続が可能なほか、出力パルス列およびクロックデータパルス生成が可能となっている。
このほか、三菱電機との協業関係による三菱電機製ロボットソフトウェアのIn-Sight EasyBuilderでの使用が可能となっている。