日本アイ・ビー・エムは7月7日、CPUを最大2個搭載できるラック・マウント型x86サーバにおいて、1テラバイトのメモリを搭載可能な2ユニットサイズの「IBM System x 3690 X5」の販売を開始した。

IBM System x 3690 X5

同サーバは同社の新x86サーバアーキテクチャ「第5世代 Enterprise X-Architecture」に準拠しており、第5世代で初めて2Uサイズで2ソケットモデルがサポートされた。これにより、省スペース化やソフトウェア・ライセンス料の削減が実現されている。

同サーバの最小構成はインテル Xeon プロセッサー X6550(2.00GHz)が2個、DDR3 ECC RDIMM 16GBで、価格は85万円(税抜)。

同サーバには、データベース・サーバ専用のモデル「データベース最適システム」がある。同モデルは最大4.8TBの半導体ドライブ(SSD)を搭載でき、ハードディスクドライブ2,400個を並列に使用する場合と同等の1秒当たり72万回の入出力処理が可能。これにより、約80台の外付けストレージシステムが不要になるほか、消費電力を97%削減することができる。同モデルの最小構成価格は240万円(税抜)。