富士通は7月6日、CAE(Computer Aided Engineering)を利用した"ものづくり"ソフトウェアの動作や性能検証を行うための解析アプリケーションベンダー向け施設「PCクラスタ性能検証センター」を、同日より同社「富士通トラステッド・クラウド・スクエア」内に開設したことを発表した。
同センターでは、アプリケーションベンダー各社と共同で、同社のハードウェアやアプリケーションを用いた動作・性能検証が行えるようになっており、流体解析や電磁波解析、衝突解析、落下解析、構造解析などの実施が可能。
同センターに常設される環境(PCクラスタシステム)は以下の通り。
- 計算ノード: ブレードサーバ 「PRIMERGY BX920 S2」「PRIMERGY BX922 S2」で最大216並列 (CPU:インテル Xeon プロセッサ5600番台搭載)
- 計算ネットワーク: InfiniBand QDR(40Gbps)
同社によると、PCクラスタシステムに対するニーズが増加する一方で、適用分野の拡大や処理量の増大に伴う運用負荷の増大、解析効率の低下が課題となっているとのことだが、同センターを利用することによって最新のPCクラスタシステムを効率的に導入できるようになるという。