日本SGIは7月6日、同社のモジュラー型データセンターシリーズ製品「SGI ICE Cube」に、マルチベンダー対応のモデルを追加したことを発表。同日より受注生産による販売を開始した。
今回発表されたモデルは「ユニバーサルモデル」と呼ばれ、SGI製品のみならず、他社製のサーバやストレージなど、様々なラックマウントシステムを搭載可能となっていることが特徴。
今回はコンテナサイズ、ラック数、設置方式、消費電力量が異なる4機種のほか、既存の「デュアルローモデル」に他社製品を搭載できるハイブリッド型のモデルが2機種追加され、計6機種が「SGI ICE Cube」のラインナップに加わることになった。また、今回から新たに空冷式の冷却方式の機種を選択することが可能になっている。
「ユニバーサルモデル」4機種とハイブリッド型「デュアルローモデル」2機種の主な仕様は以下の通り。なお、価格は受注生産のため個別見積となる。
「ユニバーサルモデル」4機種
IC2008UA: 20フィートコンテナ/ロールイン型/空冷式/最大16,896コア/最大7.9PB/ラックあたりの最大消費電力35kW
IC4018UR: 40フィートコンテナ/ロールイン型/水冷式/最大27,528コア/最大17.9PB/ラックあたりの最大消費電力19kW
IC4016UP: 40フィートコンテナ/固定ラック型/水冷式/最大46,080コア/最大23.8PB/ラックあたりの最大消費電力45kW
IC4024UD: 40フィートコンテナ/固定ラック型/水冷式/最大27,540コア/最大29.8PB/ラックあたりの最大消費電力14.5kWハイブリッド型「デュアルローモデル」2機種
IC2010HY: 20フィートコンテナ/ハイブリッド型/水冷式/最大15,072コア/最大6.6PB/ラックあたりの最大消費電力45kW
IC4026HY: 40フィートコンテナ/ハイブリッド型/水冷式/最大36,768コア/最大16.0PB/ラックあたりの最大消費電力45kW