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Webデベロッパを対象にして実施された調査の簡単な報告がResults from our Developer Survey #2 ☆ Mozilla Hacksに掲載されている。同ブログなどをチェックしているさまざまな種類のWebデベロッパを対象に調査を実施したもので、2009年11月に実施された調査に続く2回目の調査とされている。1回目はMozilla Developer Networkの設立に向けた調査、2回目はFirefox 3.6やFirebug 1.5に関する情報を得るために実施されたと説明されている。

同調査では、1回目に実施した質問を2回目の質問にも含めており、約半年でどういった変化がでているかも調査している。Results from our Developer Survey #2では「互換性を確認するために使っているブラウザは何か」という質問の結果を比較しており、その結果が興味深い。

互換性を確認するために使っているブラウザは何 - 2009年11月の調査 - Results from our Developer Surveyより抜粋

互換性を確認するために使っているブラウザは何か - 2010年3の調査 - Results from our Developer Surveyより抜粋

大きな変動は見られないが、互換性確認のために利用するブラウザが全体的に減っている。つまり、互換性を確認するために利用するブラウザの数が減っているということになるが、そうした中でもChromeだけが割合を増やしている。WebデベロッパにおけるChromeの活用度が増えていることがわかる。

Firefox 3.6はすでに試したか - Results from our Developer Surveyより抜粋

Firebug 1.5はすでに試したか - Results from our Developer Surveyより抜粋

開発環境として主に使っているOSは何か - Results from our Developer Surveyより抜粋

それ以外では「Firefox 3.6はすでに試したか」「Firebug 1.5はすでに試したか」「開発環境として主に使っているOSは何か」などの質問の結果が紹介されている。開発者は早い段階でFirefox 3.6への移行を済ませていることがわかる。Firefox 3.6への移行と比較すると割合は落ちるが、Firebug 1.5へのアップグレードも順調に実施されていることがわかる。

開発に採用されているOSとしてはWindowsが60%弱で最大、それにLinuxの20%強、Mac OS Xの10%強が続いている。Net Applicationsが報告するOSシェアではWindowsが92%弱、Mac OS Xが5%強、Linuxが1%ほどとなっており、Webデベロッパが利用するOSはWindows以外のOS、特にLinuxの人気が高いことがわかる。