NTTデータと同社グループ会社のクニエは7月5日、NTTデータが開発・公開しているオープンソース統合運用管理ソフトウェア「Hinemos」を活用したSAP製品の統合監視ソリューションの提供を開始すると発表した。
今回クニエが、HinemosによってSAP製品群に対する稼働監視と性能監視を実現するフレームワークを開発した。同ソリューションの提供も同社より行われる。
同ソリューションはSAP NetWeaverベースの製品を対象に、「状態監視(プロセス、メモリ、バッファ、データベースリソース、ディスクなど)」、「ログ監視(システムログ、ショートダンプ、監査ログ)」、「性能監視(応答時間、プロセス待ち時間など)」、「稼働状況監視」 を行う。
同ソリューションの利用により、SAP製品を含むアプリケーションレイヤからハードウェア・ネットワーク・その他汎用ソフトウェアまでを対象としたシステム全体の統合監視、ITコストの削減が実現される。
クニエの試算では、監視管理にHinemosを用いることで、従来の製品の利用に比べて、5年間のTCOが76%削減するケースもあるという。