STMicroelectronicsは、競合製品と同等のサイズながらESD保護チャネルを従来品比で25%増加させたESD保護IC「ESDA6V1-5T6」を発表した。
同製品は、4ライン・デバイスと同じサイズ(マイクロDFNパッケージ:1.0mm×1.0mm×0.4mm)に5データ・ライン用のESD保護ダイオードを集積しているため、基板スペースを効率的に活用することが可能だ。このため設計者は、同製品を活用することで、現在入手可能な同等製品よりも少数かつ小型コンポーネントにより、必要なESD保護機能を提供できるようになる。
キャパシタンス容量は34pF、最大データ速度15MHzを実現。リーク電流は3V時で0.1μA、降伏電圧6V、IEC61000-4-2レベル4準拠、空中放電15kV、接触放電8kVとなっており、SIMカード、カメラ、表示インタフェースなどの高速データ・ラインを対象とした低キャパシタンス品「ESDALC6V1-5T6」も併せて発表された。こちらはキャパシタンス9pF未満、最大データ速度100MHzとなっている。
2製品ともにすでに量産を開始しており、単価は3,000個購入時に約0.24ドルおよび約0.30ドルとなっている。