CSKシステムズは7月2日、「パブリッククラウド」と「プライベートクラウド」の両方(ハイブリッドクラウド)に対応したクラウド制御ソフト「PrimeCloud Controller」を7月2日から提供開始した。

同ソフトは従来の同社「クラウド制御ソフトウェア」の機能を強化したもので、「Amazon EC2」を利用したパブリッククラウドとオープンソース製品の「Eucalyptus」によるプライベートクラウド環境の両方の制御を統合的に行うことができる。

「PrimeCloud Controller」はクリック操作だけでクラウド環境の状態確認や設定の変更ができるほか、サーバの増減に応じた設定の動的対応(自動変更)も可能にする。また、ロードバランサーやWebサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバなどを「モジュール」として自動的に導入できるようになり、短時間での「ハイブリッドクラウド環境」の構築が可能だという。

一般企業向けの同ソフトウェアの年間使用料は60万円となり、導入(環境構築)にかかる費用は個別見積となる。また同ソフトは、SIerやサービスプロバイダに対するOEM提供も行われる。

今後「PrimeCloud Controller」は、今秋をメドにニフティの「ニフティクラウド」や仮想環境(VMware)にも対応する予定。

「PrimeCloud Controller」の画面イメージ