Analog Devices(ADI)は、同社の次世代TV向けビデオ/オーディオ用製品シリーズ「Advantiv」として、HDMI v1.4トランスミッタ「Advantiv ADV7541」を発表した。すでに量産出荷を開始しており、1,000個受注時の単価は4.97ドルとなっている。

HDMI v1.4トランスミッタ「Advantiv ADV7541」

同製品は、デインターレース(プログレッシブ映像への変換(機能およびCEC(コンシューマ・エレクトロニクス・コントロール)機能が内蔵された、150MHzの低消費電力HDMI 1.4トランスミッタ。480iもしくは1080iインタレース入力を480pや1080pのプログレッシブ出力フォーマットに変換し、携帯型マルチメディア機器からホームシアターシステムへのフルHD出力を可能とする。

待機時の消費電力は競合製品比で1/150であり、かつフットプリントは10%減(3.75mm×3.75mm×0.65mm)を実現している。

また、各種接続規格にも準拠しており、x.v.Colorに対応しているHDMIのコンプライアンステスト認証済みとなっている。これにより同社の低消費電力HDMIトランスミッタ「ADV7521NK」や、CEC付き低消費電力HDMIトランスミッタ「ADV7524」など既存のビデオ製品とのピンおよびソフトウェア互換を実現している。

さらに、DolbyデジタルやDTSから、最高192kHzのサンプルレートでステレオを送信する2チャネルI2Sオーディオを含む、圧縮オーディオ向けのS/PDIFをフルサポート。オプションとして、HDCP 1.3(高帯域幅デジタル・コンテンツ保護)サポートも可能で、コンテンツの保護伝送も可能となっている。