パナソニック電工は、住宅用に続き、三洋電機製の太陽電池を採用した「公共・産業用太陽光発電システム 208シリーズ」の発売を開始した。
同製品は、1枚当たり公称最大出力208.4Wの太陽電池モジュールで、コストを低減することを目的に、三洋電機のHIT太陽電池ではなく、新たに開発したpoly-Siタイプの太陽電池セルを採用している。
これにより、パナソニックでは、住宅用・産業用ともに三洋電機製の太陽電池を採用した太陽光発電システムをラインナップすることとなった。
また、同社はグループの総力を活用することで、太陽光発電による「創エネ」に加え、グループとして保有する、リチウムイオン電池の「蓄エネ」、LED照明やWエコ環境配慮型照明器具などによる「省エネ」との連携を図ることで、「ビルまるごと」「オフィスまるごと」「工場まるごと」「店舗まるごと」といった建物まるごとのエネルギーマネジメントを推進していくほか、非住宅分野の省エネ総合サイト「ECO-SAS(エコサス)」やエネルギー見える化サービス「EnePass(エネパス)」を活用することで、エネルギーの「見える化」を進め、省エネをユーザーに提案していくとしている。
同モジュールの変換効率は14.3%で、外径寸法は1480mm×985mm×46mm、希望小売価格は13万200円(工事費別)となっており、2010年度で3万枚の販売を目指すとしている。