日立ソフトウェアエンジニアリング(以下、日立ソフト)は6月29日、PC資産の物品管理とソフトウェアのライセンス管理を支援するSaaS型ソリューション「クライアント管理サービス」を7月1日より提供開始すると発表した。
「クライアント管理サービス」は、同社が数年前から自社システムで運用し蓄積した独自のソフトウェアカタログをサービスとして提供するもの。PCの移管や持ち出し、貸し出しといった資産の「動き」をワークフローによってリアルタイムで把握することが可能になるほか、ソフトウェアのライセンスの過不足を部門ごとに(リアルタイムで)把握できるようになる。
また、日立ソフト独自のソフトウェアカタログ(クライアントPCから取得したソフトウェアに関するシステム情報から、無償・有償の判定、パッチの適用状況など、不要情報のフィルタリングなどを行ったデータ)によって、高精度のソフトウェア導入状況レポートの閲覧ができるという。
同サービスはIT部門主導ではなく、「実質的なクライアントPC所有者である部門が管理するように業務プロセスを規定」することが前提となっており、これによってIT部門の負荷を軽減することも目的の1つとされる。
動作環境(クライアント管理サービスエージェントをインストールするPC)はWindows XP SP2以降、Windows7で、WebブラウザはInternet Explorer 7となっている。
利用料金はクライアントPC1台あたり月額315円~(税込)。最低契約台数は500台からで、年間契約が必要となる。