ルクセンブルグSkype Technologiesは6月22日(現地時間)、ソフトウェア開発キット(SDK)を提供する最新プログラム「SkypeKit Beta Program」を発表した。これにより、端末、アプリケーション、Webサイトなどの開発元は自社製品にSkypeを組み込むことができるようになる。まずは端末メーカー向けに限定ベータとして提供を開始する。
SkypeKitは、音声・ビデオ通話などのSkypeのサービスを組み込めるソフトウェアとAPIのセット。端末メーカー、Webサイトやアプリケーション開発者らは同SDKを利用して、自社製品でSkype機能を提供できる。
まずは消費者家電など端末メーカー向けに提供し、2010年後半にはデスクトップ/Webアプリケーション向けに拡大する。現在、Linux版を招待制限定ベータとして公開しており、その後WindowsとMac、Webに対応する計画だ。
同SDKを利用してSkypeを組み込んだ製品には、「Plugged into Skype」マークを利用できる。Skypeは今後、Skypeを組み込んだPlugged into Skype製品を「Skype Shop」でマーケティングできるようにしていく予定。
「Plugged into Skype」マーク |
SkypeはPC、携帯電話などのモバイル端末、TVなどに進出しており、最新のSDKにより裾野を拡大していく狙い。
SkypeKit Betaに参加したい開発者は、Skypeの開発者向けサイト「Skype Developer」より招待状をリクエストできる。