インテリジェンスが運営する転職サービス「DODA」は6月22日、関東・関西・中部在住の25歳から34歳までのビジネスパーソン5,000名を対象に「転職したい企業を調査」した「DODA転職人気企業ランキング2010」の結果を発表した。
同調査は総合・業種別・職種別とに分けてランキングを発表している。総合ランキングのトップはグーグルで、これにソニー、トヨタ自動車が続く。グーグルは先進性・将来性を理由に支持が集まり、前回調査の3位から初の首位に躍進した。ソニーは昨年と同じく第2位で、世界に通用する技術力の高さを評価されたという。トヨタ自動車はリコール問題に揺れ首位から順位を下げ、2年連続第1位が第3位に陥落した。
学生を対象とした就職人気企業調査では、昨年に引き続きメーカーが大幅に順位を落としたが、転職人気企業調査ではメーカーの人気に陰りは見られない。同調査では、社会人は一時的な業績低迷に影響されることなく、企業の研究基盤・商品力・経営方針などを踏まえ、多角的・長期的な視点で転職先を検討していると見ている。
そのほか、アップルジャパンが昨年の33位から11位に急浮上したほか、ファーストリテイリングが昨年の37位から22位に、JAXAが昨年の42位から28位に上昇するなど、メディアで話題となった企業が順位を上げている。
業種別では9業種中6業種が2年連続トップとなった。6業種のトップは、「IT/通信/インターネット」がグーグル、「メディア」がフジテレビ、「金融」がゴールドマン・サックス、「メディカル」が武田薬品工業、「商社/流通」が三菱商事、「サービス」が全日本空輸(ANA)となった。
職種別では、「営業職」と「ものづくりエンジニア」でソニーがトップとなった。「企画・事務職」はANA、「ITエンジニア」は総合ランキングと同じくグーグル、「販売サービス職」はオリエンタルランドがそれぞれトップとなった。