米Googleは6月21日(現地時間)、2カラム表示でのメッセージ作成を改善したGmailのiPad用Webインターフェイスの提供を開始した。

iPad用に最適化したGmail for Mobileは2カラム表示で、左側にメッセージ一覧、右側にメッセージ内容が表示される。最新版では新規メッセージ作成で、メッセージ作成画面が従来の2カラムの右側ではなく、画面全体にポップアップする。これは従来のデザインでは縦向きでメッセージ作成画面が右側に寄ってしまい、また幅が狭いため作成したメールが縦に長くなって読みにくいというユーザーのフィードバックに応えたものだ。この新しいWebインターフェイスは、21日時点では表示言語を英語に設定している場合のみに利用できる。

左が従来の2カラムによるメッセージ作成、右が新しいメッセージ作成画面

Google MobileチームのBrett Lider氏によると、今年4月にiPad向けのGmailのWebインターフェイスを提供開始する前の開発段階では、縦向きで1カラム、横向きで2カラムに切り替える方式も検討された。だが、最終的には縦向きでもメッセージ一覧からメッセージ内容を切り替えやすい2カラムが採用された。新デザインはメッセージをブラウズしやすい2カラム表示を土台に、1カラムのメリットも採り入れた形だ。