伊藤忠商事は6月21日、日本国内やアジア諸国の企業をターゲットとしたクラウドサービス配信事業を開始すると発表した。
同社は2010年7月から、欧米で販売実績を持つ約10種類のクラウドサービスを日本企業向けに提供を開始。以後中国やシンガポールを中心に、アジア諸国向けにも販売を拡大するという。
同社は顧客管理や与信管理、契約管理、課金・回収、請求管理、代理店管理、ローカライゼーション、顧客サポート機能などを有するサービスプラットフォーム(配信基盤)を構築。これらをベースに構築された個別のサービスなどを、システムインテグレータなどと組んで顧客に提供することになる。なお、配信基盤にはビープラッツの「SaaSplatsシステム」が利用される。
伊藤忠商事は、日本やアジア諸国での2015年における同事業の売上目標を100億円としている。