日本アイ・ビー・エムは6月21日、新たな戦略コンサルティング・サービスのあり方を検証・実行するため、戦略コンサルタントが利用するIT基盤にクラウド環境を活用することで、顧客とのコラボレーション強化を図ると発表した。

LotusLive EngageのWebサイト

この取り組みでは、クラウド環境はコラボレーション機能をパブリック・クラウドで提供するソフトウェア「IBM LotusLive Engage」によって構築され、7月1日から開始する。

同ソフトは、情報交換・作業項目管理・ファイル共有を行うソーシャル・ネットワーキング機能、Web会議を行うオンライン・ミーティング機能を提供する。Web会議機能では、アンケート機能やオンライン・チャットなども利用できる。

戦略コンサルタントはクラウド環境を活用して情報共有やWeb会議を行うことにより、対面を前提としていたために難しかった国内外の各拠点との連携が容易になる。

顧客とのコラボレーションに加え、戦略コンサルティング部門内の会議もLotusLiveを活用して対面会議を極力減らし、クラウドがもたらす価値をコンサルタント自らが検証・実行していくことで、新たな戦略コンサルティング・サービスを展開していく。