以前にTwitterが初の広告ビジネスへの参入の試みとして「Promoted Tweets」を発表したことをレポートしたが、このPromoted Tweetsを利用した初の事例が観測され話題になっている。広告を展開したのは米ウォルト・ディズニーとピクサーで、映画『トイ・ストーリー 3』のプロモーションに利用しているようだ。ホーム画面の右側に表示される「Trending」の項目で「Promoted」アイコンが確認できる。
Promoted Trendsは、Trends項目の最下段に出現する。地域設定を変更したり、日本から接続しても内容は変化しない |
Trendsのキーワードをクリックすると、検索結果の中にPromoted Tweetsが出現する。これが表示サンプルだ |
この新システムについて、TwitterではHelpページを更新して解説している。このシステムは、Promoted Tweetの延長線上にあり、「Promoted Trends」と呼ばれている。通常であれば話題のキーワードをリアルタイムで更新する「Trends」項目だが、広告主がイベント関連などリアルタイムで配信したい話題がある場合、Promoted TweetsとともにそのキーワードがPromoted Trendsとして、Trends項目の最下段に表示されるようになっているという。Promotedアイコンが表示されているのは、広告であることを明確に示すためだ。
Trendsのキーワードをクリックすると、そのキーワードでのリアルタイム検索が行われる。Promoted Trendsの場合、そのキーワードは広告に連動しているため、検索結果の最上位にはPromoted Tweetが表示されるようになる。これまで、Promoted Tweetに関する文章での解説は何度か行われてきたが、今回の『トイ・ストーリー 3』のケースでは、実際にどのようにページ上に表示されるのか、サンプルとして非常に興味深い。またPromoted TrendsとPromoted Tweetsは全ユーザーが対象ということで、日本のユーザーも内容が確認できる。まだ地域ごとに広告を絞るといったプロモーションは行っていないようだ。