電子情報技術産業協会(JEITA)は6月17日、2009年度におけるソフトウェアならびにソリューションサービスの市場規模の調査結果を発表した。

同調査によると、ソフトウェアとソリューションサービスを合わせた2009年度の市場規模は前年比90%となる5兆1618億円となっている。

内訳としては「SI開発」(コンサルティング、システムインテグレーション)が2兆4152億円(前年度比88%)で、「ソフトウェア」(アプリケーションパッケージ、ミドルウェア)が6851億円(同92%)、「アウトソーシング、その他のサービス」(ハード・ソフトメンテナンス、その他)が2兆615億円(同92%)となった。

JEITAは、「2009年度は金融ショックに始まる世界同時不況の影響で新規IT投資が抑制された結果、SI開発が大幅な減少となった」としているが、2010年度については「引き続きIT投資に対する厳しい見方が続いているが、景気回復の兆しが見られることから、対前年度比プラス成長に転じる」と見込んでいる。

ソフトウェアおよびソリューションサービス国内市場統計調査結果<表>(資料: JEITA)

ソフトウェアおよびソリューションサービス市場国内市場統計調査結果<グラフ>(資料: JEITA)