シャープは、コイル内蔵型DC/DCコンバータモジュール「PQ5CM03」を開発したことを発表した。サンプル出荷は2010年6月30日からを予定しており、サンプル価格は400円。量産は2010年9月30日より月産55万台規模で開始する予定となっている。

コイル内蔵型DC/DCコンバータモジュール「PQ5CM03」

同モジュールは、新開発のICを採用したことで1MHzのスイッチング周波数を実現。これによりコイルの小型化が可能となり、パッケージサイズ9.0mm×6.0mm×2.6mmを実現した。

また、入力電圧12Vから出力電圧1.2Vへの低電圧変換にも対応しているほか、コイルなどの周辺回路を内蔵したことで、機器開発の短縮化も可能となる。

入力電圧範囲は8.5~14V、出力電圧範囲は1.1~3.3Vとなっており、出力電流は3A。変換効率は12Vから3.3Vへの変換時(出力電流3A)で82%を達成している。