Alteraは6月14日(米国時間)、40nmプロセスを採用した同社FPGA「Stratix IV」ファミリの最高集積度品「Stratix IV E EP4SE820」の量産出荷開始を発表した。これにより、Stratix IVファミリのすべての製品が量産出荷を果たしたこととなる。

「Stratix IV E EP4SE820」のパッケージ外観

EP4SE820は、82万ロジック・エレメント(LE)相当のロジック集積度を備えているため、ASICプロトタイピング、エミュレーション、ワイヤレス、ワイヤライン、軍用機器、コンピュータ&ストレージなどの幅広いハイエンド・アプリケーションに適用させることが可能だ。

Stratix IVにはトランシーバを内蔵しない「Stratix IV E」、最大8.5Gbpsのトランシーバを内蔵する「Stratix IV GX」および同11.3Gbpsのトランシーバを内蔵する「Stratix IV GT」がラインナップ。

Stratix IV Eは、エンベデッド・メモリとDSPリソースを備えたファミリで、独自技術である「プログラマブル・パワー・テクノロジ」などの低消費電力機能などが搭載れている。23万LEから82万LE相当までのロジック集積度を持つ4つのデバイスで構成されており、EP4SE820は最大82万LE相当のロジック集積度、23.1Mビットのエンベデッド・メモリ、960個の18ビット×18ビット乗算器を備えている。