日本アイ・ビー・エムは6月14日、日本アイ・ビー・エム・サービスに日本アイビーエム・アプリケーション・ソリューションを8月1日付で統合し、日本アイ・ビー・エム・サービス内に「IBM PLMサービス・コンピテンシー・センター」を設立することを発表した。
IBMはダッソー・システムズとの世界規模の戦略的提携により、4月にソフトウェア事業傘下のPLM事業部をダッソー・システムズに移管した。一方サービス事業は、ダッソー・システムズとの協業をさらに強化していく。
今回、PLMにおける豊富な経験と実績を持つ日本アイビーエム・アプリケーション・ソリューションを日本アイ・ビー・エム・サービスに統合することで、日本IBMグループ内のPLMに関するコンピテンシーを日本IBMと日本アイ・ビー・エム・サービスに最適配置し、PLM分野におけるコンサルティングからシステム開発、保守、運用までの体制をより強化する。
同センターは、PLM関連の豊富な経験と実績を持つ人材が集約された組織で、神奈川県大和、名古屋、神戸を拠点とする。また、IBMの東アジアにおける拠点として、顧客のPLM分野でのグローバル化を支援していく。
同センターでは、3次元設計プロセス改革、設計・開発そして市場から集まる膨大なデジタル・データの戦略的活用、最上流からのコスト・マネジメント・プロセス改革実装、経営者に見える開発マネージメント改革の導入など、製品のライフサイクル全体を視野に入れたソリューションを提供する。