フィンランドNokiaは6月9日、自社携帯電話向けのアプリケーション開発キット「Nokia Qt SDK 1.0」のリリース候補(RC)版を公開した。クロスプラットフォームのUI/アプリケーション開発フレームワーク「Qt」を中心とした開発キットで、「Symbian」や「MeeGo」などのプラットフォームで動くアプリケーションを開発できる。

Nokia Qt SDKは、Qtを中心にアプリ開発に必要なツールやAPIをまとめたもの。Qtは最新版(「Qt 4.7」)ではなく、バージョン4.6.3を搭載、統合開発環境の「Qt Creator 2.0」を含む。

RC版は先に公開されたベータ版からのバグ修正が中心だが、シュミレーターをはじめ、全てのコンポーネントがGitorious上で公開された。このほか、インストーラーが強化され、テスト版のリモートコンパイラ機能も追加されている。

Nokia Qt SDK 1.0のRC版は、Forum Nokiaよりダウンロードできる。