National Semiconductor(NS)と、太陽光発電製品やサービスを提供するGreen Energy Solar(GESOLAR)は、NSのSolarMagicパワー・オプティマイザ技術を組み込んだGESOLARブランドのモジュールを開発したことを発表した。
GESOLARのa-Si太陽光発電モジュールに、独自のノウハウとモニタリング/マネジメント機能を組み合わせ、太陽光発電システムの発電量回収を最適化することが可能なNSのSolarMagicを搭載したことで、環境などに左右される太陽光発電システムの発電量回収低下の問題に対して見合ったコストの「スマートパネル」ソリューションが提供されることとなる。
SolarMagicチップセット「SM3320」は、パネル内蔵型電子技術という観点から太陽光発電システムの発電量回収、信頼性、費用対効果の最適化を実現するアナログ半導体技術集約型パワーマネジメント・チップセット。SolarMagicは、ミスマッチによりアレイ内の他のパネルの発電力低下が発生しても、個々の太陽光発電パネルの発電量回収を最大化することが可能で、最適化されたアルゴリズムとミクストシグナル技術により、個々の太陽光発電パネルの発電量回収をモニタし、最大化することができるようになっている。
なお、スマートパネルについてNSでは、「我々が開発したスマートパネル、すなわち高性能太陽光発電モジュールを使用することで、現在使われている標準的な太陽光発電パネルと比較し、住宅用および商業用太陽光発電システムにおいて、環境などの影響に強く、結果的に費用対効果の向上や発電量回収の大幅な増加が期待できるようになる」とコメントしている。