Googleの白を背景としたシンプルな検索トップページは、ユーザーに深く浸透しているようだ。同社が10日(米国時間)に24時間限定でトップページ背景を標準提供する機能PRを行ったところ、トップページ背景に驚いたユーザーが続出し、同PRを予定よりも早く終了させる事態になった。
トップページ背景は、Googleが2日(同)に提供開始した検索ページのパーソナライズ機能だ。Picasaのギャラリーで公開されている写真や自身の写真などをGoogle検索のトップページの背景に設定できる。
同機能の日本を含むグローバル規模の展開が始まったことでGoogleは10日に、24時間限定で様々なアーティストの写真をGoogleトップページの標準背景として紹介するPR企画をスタートさせた。これが予想外の大騒ぎを引き起こした。多くのGoogleユーザーがGoogleトップページの標準デザインが変更されたと勘違い。ユーザーの混乱は深刻なもので、24時間限定企画にもかかわらず、Los Angeles Times紙は「How to remove Google's background (Googleの背景を削除する方法)」という解説を掲載した。
Googleによると24時間限定PRでは、背景画像と共にPR企画の内容を説明するリンクをトップページに設ける予定だった。ところが、バグが原因でほとんどのユーザーの画面に説明へのリンクが表示されなかった。そうしたトラブルもあり、ユーザーの誤解を避けるために同社は予定よりも早くPR企画を打ち切った。