レノボ・ジャパンは10日、液晶一体型デザインを採用した企業向けデスクトップPC「ThinkCentre M90z All-In-One」を発表した。23型フルHDディスプレイやIntel Core iプロセッサを搭載、Intel vProにも対応し、信頼性や省電力といった同社らしい特徴も備えたプレミアムクラスの一体型PCだ。本日より発売を開始。価格は構成によるが、標準ダイレクトモデルで147,000円から。
19型の従来機種「ThinkCentre A70z」の上位モデルにあたる企業向け一体型PC。単なるサイズアップ製品ではなく、きょう体そのものを含め各種機能に改良が施されている。一体型PCではめずらしく、ツールレスで簡単に開閉できる背面パネルを開放すると、HDDやメモリといった内部パーツに直接アクセスできるなど、同社ノートPCのThinkPadライクなメンテナンス性の高さを確保している。
ラインナップは、同社直販サイトでのダイレクトモデルで、スタンダードモデルの「3429A9J」、ハイエンドモデルの「3429A8J」、マルチタッチモデルの「0870A1J」を揃え、ほか大企業向けのエンタープライズモデルも用意する。
ダイレクトモデルの主な仕様は、スタンダードモデルの3429A9Jで、ディスプレイが23型フルHD(1,920×1,080ドット)液晶、CPUがIntel Core i3-530(2.93GHz)、チップセットがIntel Q57 Express、メモリが2GB DDR3 SO-DIMM、HDDが320GB SATA 7,200rpm、光学ドライブがDVDスーパーマルチ(スリムタイプ)など。OSはWindows XP Professional(Windows 7 Professionalダウングレード利用)。ダイレクト価格は147,000円。
ハイエンドモデルの3429A8Jは、上記モデルからCPUをIntel Core i5-650 vPro(3.2GHz)に変更し、Intel AMT機能に対応させたモデル。ダイレクト価格は155,400円。
マルチタッチモデルの0870A1Jは、上記ハイエンドモデルからさらに、ディスプレイをマルチタッチ対応の23型フルHD(1,920×1,080ドット)光沢液晶に変更し、OSもWindows 7 Professionalとしたモデル。ダイレクト価格は163,800円。
インタフェース類は共通で、Intel Centrino Wireless-N1000(IEEE802.11b/g/n)、200万画素Webカメラ、内蔵スピーカ、メディアカードリーダ、USB 2.0×6、シリアルポート、DisplayPort、D-Sub(入力)など。本体サイズはW560×D116×H443mm。全モデル、USBキーボードとUSBマウスが付属し、保証は3年翌日オンサイト。