オンライン求人サイトを運営する米CareerBuilderの調査で、厳しい労働者市場を勝ち抜くために、求職者のアピール方法に変化が起きていることが明らかになった。
調査は、2010年2月10日 - 3月2日の間、全米の18歳以上の雇用マネージャ、および人事専門家2,778人を対象に実施。このうち「注意を引くために一風変わったアピールをする志願者が前年よりも増えている」と回答したのは22%に及び、2008年の12%、2009年の18%をさらに上回る結果となった。
また、9%が「注意を引くために型破りな自己PRを行った志願者を実際に採用した」と回答。ユニークな実例として次のような具体例が挙げられた。
- 元上司による推薦のコメントを収めたDVDを持参した志願者
- オフィスにやってくるなり、プレイヤーと話すふりをしながら机の上でゲームをさばいて顧客サービスの技能を示した、カジノのテーブルゲームのディーラー志願者
- 会社が直面しているある問題の解決策を説明する手紙を送った志願者
- 教授スタイルを示すための小道具箱を持参した教職志願者
- 会社のロゴが記されたユニークな名刺と自己紹介のための小冊子を準備してきた志願者
- 会社のある製品に対する完全なビジネスプランを履歴書と一緒に添付してきた志願者
- 会社が展開するブランドについての完全なグラフィックポートフォリオを作成してきた志願者