IBMとブラジル政府は6月8日(ブラジル時間)、地球をよりスマートにより賢くするための技術を開発する基礎研究所「IBMブラジル研究所」をブラジルに開設すると発表した。同研究所は同社にとって9つ目の基礎研究所となる。

同研究所は同社として南米に開設する初の基礎研究所で、8つ目の基礎研究所設立の12年後に新たに開設される基礎研究所となる。

IBM Brazil

同研究所のスタッフはブラジルのサン・パウロおよびリオ・デ・ジャネイロの既存のIBMオフィスで研究活動を開始する。今後の所在地は地元政府と検討していく。

同研究所では、「石油と天然ガスの分野を中心に、よりスマートな天然資源の発見・探査・ロジスティックス」、「半導体技術の進歩を活用して作ることができるよりスマートなデバイス」、「大規模なイベントに重点を置いたスマートなヒューマン・システム」に重点的に取り組む。

同研究所の研究員は、ブラジルが開催国となる2014年のサッカー・ワールドカップや2016年の夏季オリンピックなどの主要スポーツ・イベントに活用されるイノベーションを開発・展開する。