三洋電機と米カリフォルニア大学 サンディエゴ校(University of California, San Diego 以下、UCSD)は6月4日、太陽電池や蓄電技術など再生可能エネルギー分野における共同開発契約を締結したことを発表した。
この契約に基づき、同社はUCSDに対し3年間(2010年7月1日~2013年6月30日)で3億円を開発費用として提供し、同社の「スマートエナジーシステム」とUCSD工学大学院で開発が行われている「ソーラーフォーキャストシステム」や蓄電技術、エネルギー制御技術を融合。再生可能エネルギーによる電力の安定供給を実現するという。
7月からはUCSDから2名の学生が来日し、同社事業所にて「ソーラーフォーキャストシステム」や「スマートエナジーシステム」の研究を行う予定となっている。
同社は今回の契約締結によって「スマートグリッド社会のコンセプトをキャンパスからサンディエゴ市へ、そしてさらに全米へと広げていく」ことを目指すとしている。