大日本印刷は、オリジナル書体「秀英体」の秀英中明朝、秀英体明朝、秀英初号明朝の3書体をモリサワにライセンス提供を行ったと発表。モリサワは2010年秋より3書体を「MORISAWA PASSPORT」として提供するほか、パッケージ販売を行う。
これまでモリサワは、DNPのライセンスに基づき、DTP向けの秀英体フォントとして2009年より秀英体細明朝を販売。その第2弾として、2010年秋より、秀英明朝、秀英体明朝、秀英初号明朝の3書体を「MORISAWA PASSPORT」として提供するほか、パッケージ販売も行う。
今回発売される秀英中明朝と秀英体明朝は、2009年に発売された秀英細明朝のファミリー書体。このたび3種類の太さがラインナップされたことによって、本文から小見出しまで統一感のあるデザインが可能となる。
また、秀栄初号明朝は、明治期に開発された金属活版のデザインを初めてデジタルフォント化。筆の動きを活かしたデザインは力強く勢いのある表現が可能で、日本の明朝体を代表する傑作書体としてデジタル化が期待されていた書体。
提供されるフォントフォーマットはすべてOpenType。秀英中明朝と秀英太明朝はAdobe-Japan1-4準拠、秀英初号明朝は、Adobe-Japan-1-3準拠。販売形態は「MORISAWA PASSPORT」、「MORISAWA PASSPORT ONE」、パッケージとして「MORISAWA Font Select Pack 1/3/5」にて。