京セラは、同社の米国グループ会社であるKYOCERA Americaのサンディエゴ工場にて、2010年6月1日から太陽電池モジュールの生産を開始したことを発表した。
京セラは、すでにメキシコ・ティファナ市の工場で北米市場向け太陽電池モジュールの生産を開始しているが、グリーンニューディール政策などの進展により、今後の米国の太陽電池市場規模を2012年度には2009年度の4倍となる2GWと見込んでおり、バイ・アメリカン条項への着実な対応なども加味し、同工場でのモジュール生産に踏み切った。
同工場は、新たに太陽電池モジュールの生産設備を導入、生産初年度となる2010年は年産30MW規模で235W出力が可能な高出力大型a-Si型太陽電池モジュールや210W出力の54直大型太陽電池モジュールなどの生産が行われる。 なお京セラでは、今後はティファナ工場とサンディエゴ工場が協力していくことで、より積極的な北米市場への展開を図っていくとしている。