三菱電機は6月2日、年間約6400トンのプラスチックを回収・再利用する「大規模・高純度プラスチックリサイクル」事業を子会社のグリーンサイクルシステムズで開始したと発表した。

「大規模・高純度プラスチックリサイクル」は、使用済み家電製品のリサイクルプラントからの排出される混合プラスチックから、PP(ポリプロピレン)、PS(ポリスチレン)、ABS(アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン)の主要3大プラスチックを高純度に自動選別して回収するもの。

従来は、同社が1999年に立ち上げた家電リサイクルプラント(千葉県市川市)において年間600トン程度の分量を手作業で選別・回収していたとのことだが、同社によると約7000トン規模にまで拡大できる今回の「大規模・高純度プラスチックリサイクル」は、国内で初めてとなるという。

グリーンサイクルシステムズ本社工場