Microchip Technologyは、同社の低消費電力技術「nanoWatt XLP」を搭載した8ビットマイコン「PIC18F 'K90'」ファミリおよび「PIC18F 'K22'」ファミリを発表した。

PIC18F87K22のブロック図

いずれの製品ファミリもnanoWatt XLPを活用することで、低消費電力動作およびスリープ時消費電流20nAを実現している。

K90は、最大192ピクセルのLCDを駆動可能なオンチップLCDドライバモジュールを内蔵している。64~80ピンのパッケージで提供され、メモリ オプションとして32~128KBのフラッシュメモリ、最大4KBのRAM、1KB のオンチップEEPROMを選択することが可能だ。

一方のK22は、1.8~5.5Vでの動作に対応し、複数の通信チャネル、8~128KBのフラッシュメモリ、mTouch静電容量式タッチセンシング アプリケーション向け周辺機能を提供している。また、12 ビットA/Dコンバータ(ADC)、複数のPWM、各種タイマも搭載している。

なお、これらの製品ファミリに加え、新たにPIC18LF45K22用PIM(製品番号MA160014、25ドル)もしくはPIC18F87K22用PIM (製品番号MA180028、25ドル)も追加、「PIC18 Explorer」ボード(製品番号DM183032、99.99ドル)で使用することが可能となっているほかPIC18F87K90用PIM(製品番号MA180027、25ドル)も発表。こちらは、「PICDEM LCD 2デモボード」(製品番号DM163030、125ドル)で使用するか、カスタムアプリケーションでスタンドアロンで使用することが可能となっている。