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業務で活用するコミュニケーションツールとしては依然としてメールが重要なポジションにある。しかし、コミュニケーションの手段は多様化している。以前その代表格としてインスタントメッセンジャーがあったが、現在ではソーシャルネットワークサービスのメッセージング機能やTwitterがそれに変わりつつある。業務で正式なツールとして認めていない場合でも、従業員はすでにTwitterやmixiなどのコミュニティ機能を使って情報収集をおこなっている可能性がある。
こうしたメッセージングツールにはそれほど重要な情報は保持されていないかもしれないが、そのサービスからほかのサービスのユーザ名とパスワードなどの情報が芋づる式に盗まれる可能性がある。たとえばTwitter経由で個人情報が漏れ、そこからGmailのパスワードが推測され、いくつかの詐欺テクニックを使ってほかのパスワードも盗まれる、といった具合だ。
Gmailの活用方法や安全に利用する方法などのテクニックはこれまで多くの記事で取り上げられているが、Twitterなどの新しいツールに関してはまだ情報が少ないかもしれない。5 Ways to Protect Your Twitter Account - Make Tech Easierにおいて、Twitterを安全に使うための方法が紹介されている。5つのポイントが簡潔にまとまっていて参考になる。紹介されているテクニックは次のとおり。
- Twitterを利用するアプリケーションを限定する。「設定」「連携アプリ」からアクセスしているアプリケーションを一覧表示することができ、「許可を取り消す」をクリックすることでアクセスを禁止にできる。アクセスを元に戻す場合にはもう一度そのリンクをクリックする。
- ログインページからログインするときは常にURLをチェックする。
- パスワードの保存を求めるようなWebベースのアプリケーションからTwitterを利用するといったことはしない。
- 知らない人物からのダイレクトメッセージには十分注意する。
- 一般公開する必要がなければ、「設定」「ユーザ情報」から「ツイートを非公開にする」にチェックをいれてつぶやきの範囲を限定する。
TwitterはほかのWebアプリケーションやメールと違って、Webブラウザや特定のアプリケーションからアクセスして利用するというよりも、さまざまなアプリケーションやWebアプリケーション/Webサービスに組み込まれた状態で利用することが多い。明確にログインを意識することなくいつの間にか使っている、という状況になれてしまうと、アカウント管理やURLはのチェックなどを忘れやすくなる。