前回に引き続き、今回もヒット記事に恵まれ、全体的に高いページビュー数を記録することができた1週間だった。とくに集計期間初日の5月21日に高PVの記事が数本掲載されたことが大きい。金曜日掲載の記事は、これまであまりアクセス数が伸びない傾向にあったが、最近は週末でも話題性の強い記事なら読まれることが多いようだ。ビジネス系Webメディアは土日は弱い、というのは半ば常識化しているのだが、もしかしたら認識を改めたほうがいいのかもしれない。
それでは5月21日(金)から5月27日(木)までの経営チャンネル アクセスランキングベスト10を紹介しよう。
1位 | ソニーとGoogleが提携 - 今秋から米国でAndroid採用テレビを発売 | 5月21日 |
2位 | サラリーマン川柳ベスト10が発表、トップは蓮舫氏を凌ぐ妻を読んだ一句! | 5月20日 |
3位 | 【レポート】目標は年間1億台&国内シェア1位 - NECカシオモバイルが経営戦略を発表 | 5月26日 |
4位 | Dropboxには負けない - SugarSyncが日本語サービスを開始、2GBまでは無料 | 5月21日 |
5位 | 米FTCがGoogleのAdMob買収にゴーサイン、 Appleと真っ向対決へ | 5月24日 |
6位 | 【コラム】エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち - 第63回 iPhoneなんかいらない若者と欲しがる昭和の若者。キャッチアップ0.2 | 5月25日 |
7位 | 楽天、「Buy.com」を買収 - 米国EC市場に参入 | 5月21日 |
8位 | 【レポート】Gmailをセキュアに使う7つのテクニック | 5月25日 |
9位 | 米テスラとトヨタ、電気自動車開発で業務提携 - 総額5000万ドルを出資 | 5月21日 |
10位 | シマンテック、ベリサインの電子認証・証明事業を買収 | 5月20日 |
5月21日掲載の記事は1位、4位、7位、9位と4本がベスト10入り。その中でも圧倒的なPV数で1位となったのがGoogleとソニーが発表したAndroidテレビの話題だ。Android OSが載ったデジタル家電「Sony Internet TV」が今秋米国で発売されるという。両者ともAppleのiPhone/iPadが競合製品であり、提携は自然な流れだったのかもしれない。はたして日本での発売はあるのだろうか。
5月20日の夕方に掲載し、たった数時間で前週の10位にランクインしたサラリーマン川柳入選作を扱った記事が今回は2位に。サラリーマン川柳("サラ川"というらしい)というのは日本ならではの文化だからなのか、共感する人が多数あらわれた。それにしても皆さん、うまいこと言いますねー。
数々の新端末とともに、華々しく新会社の事業戦略を発表したNECカシオモバイルのレポートが3位に。来週6月1日、日立製作所も参加して晴れて(ようやく)3社による合弁事業会社となる。数年後の目標と掲げる"年間1億台"、かなり大胆な数字ではあるが、実現するためには国内市場だけでなく、海外のユーザにも受け容れられる魅力的な端末が欠かせない。ガラパゴスからの脱却を図るのか、スマートフォンに力を入れていくのか……ここ1、2年の決断が同社の将来を大きく左右しそうだ。
経営チャンネルの人気コラム「エンタープライズ0.2」、今回は"新技術へのキャッチアップ"をテーマにしたところ、賛否両論あわせていつも以上に読者からの反応が多かった。スマートフォンは要らない、という若者が増えているというくだり、個人的には、最近、電車の中でiPhoneを触っている若者がずいぶん多くなったなーと思っていただけに、え、ホントなの?という気がしないでもない。ためしに1週間も触ってたら欲しくなるんじゃ……と考えるのは"昭和的"なのか!?
本稿執筆時点では本日(5月28日)掲載のデジタル教科書への取り組みや日立製作所のクラウド事業に関する話題にアクセスが集中しており、次回の上位ランクインは確実な感じ。この2本のPVを上回る記事が出てくるとしたら、経営チャンネルどころか、マイコミジャーナル全体にとってもかなりインパクトのあるヒットである。というわけで、来週のランキングにもぜひ注目してみてください。