IPサイマルラジオ協議会は28日、地上波ラジオ放送のネット同時配信試験サービス「radiko.jp」のiPhone用視聴アプリをアップデートした。Wi-Fiモデルを含むiPad/ iPod touchに対応したほか、バッファやオフタイマー設定が用意されている。
iPhoneアプリ「radiko.jp」では、放送受信可能エリアをGPSによる位置情報の取得で判別していたが、新たにiPadおよびiPod touchをサポートすることで、GPS非搭載のWi-Fiモデルでも利用可能になった。このほか新機能として、通信の途切れを抑えるバッファ設定(最大3分)、指定時間で音声を停止するオフタイマー設定(最大90分)を用意した。
また、radiko.jpのユーザ構成なども公表された。聴取者の8割を占める男性のうち、6割が30~40代。「地上波ラジオユーザーよりも、ネットユーザーに近い構成」(同協議会)。女性は20~30代が6割近くを占めている。聴取時間帯は、朝は地上波ラジオ、夕方から夜間にかけてはradiko.jp、という補完関係が見られたという。本アンケートの詳細結果は後日公表される予定。